正しい治し方
1. 変形性膝関節症がほぼ100%治るサラシ無重力療法
「変形性膝関節症」でサラシ療法をしないのは、私にしてみれば考えられないことです。初期症状であれば、ほぼ100%治る方法がここにあるのに、その方法を行わないのはあまりにももったいなさすぎることですし、医療の落ち度と言わずにはいられません。決して大げさに言っているのではありません。サラシ包帯を巻いたことがないから、その絶大な効果や「医療の中に取り入れなければならない」という必要性が分からないのです。
骨折した場合でも、固定さえしておけば湿布や電気・薬など、何もしなくても100%治ってしまうという事実があります。これと同じように、変形したひざの骨もサラシ療法で固定をすれば、98%以上治すことができるのです。
たとえひどい変形であっても高齢であっても、痛みは完全になくなり、日常生活も支障なく過ごすことができ、大半の人は治ったことを実感することができます。人間のひざはサラシで十分な固定をすれば治るように、最初から造られている、そのように設計されているのですが、これがほとんどの治療機関でできていないのです。
私はこれを、別名「サラシ無重力療法」とも呼んでいます。
変形したひざをサラシ包帯で固定し、無重力の状態に近づけると、変形して余分に出っ張った骨が破骨細胞の働きで溶けたり、吸収され、それなりに治ってくるのです。また、骨がすり減って足りないところには「造骨細胞」の働きで新しい骨が補われて、時間経過と共に元の状態に近づき、骨は再生されるのです。これを医学的に「過剰仮骨の吸収と付加骨の添加」と呼んでいるのです。
このように、人間は自ら治す力「自然治癒力」を持っているのです。この「自然治癒力」を最大限に発揮させるのがサラシ療法なのです。
この事実を知ることが重要であり、根本療法となるのですが、残念ながらほとんどの人はこの部分ができていない、甘い、そしておろそかにしているのです。
「変形したひざの骨はもう治らない」という誤った先入観を正しましょう。「年のせい」、「老化」、「歩き過ぎ」、「太り過ぎ」だから治らない、治らなくても仕方ないと言われても落ち込まないで下さい。サラシ療法で、あなたのひざは確実に98%以上治ってくるのですから。 「原因がはっきりしている新鮮な骨折」と「原因がはっきりしない変形性膝関節症」を比較した場合、細胞損傷の事実と、その程度(キズの深さ)は同じなのです。ですから、原因がはっきりしない「変形性膝関節症」であっても、新鮮な骨折や損傷と同じように固定するか、むしろそれ以上固定をしなければならない、という医学の原点、その哲学に基づいたサラシ療法をしなければならないのです。
2.ひざの治療にはまず、足裏を整えて、強い土台作りを
何回もくどく説明しているように、原因のはっきりしないひざの痛みは、外反母趾・浮き指・扁平足で重心がかかとに片寄ってしまい、かかとからの「過剰な衝撃波とねじれ波」が何カ月、何年と繰り返された結果ですから、ひざの治療する時は同じように足裏にも免震処置が必要なのです。
足裏に対する免震処置とは、次の通りです。
①まず、足裏のバランスを整えるテーピングやテーピング機能が編み込んである専用靴下で、踏ん張り力をつけて重心を正常な位置に近づけ、足裏からひざのバランスを整えます。
②次に、人工筋肉素材の専用インソール(靴の中敷き)を入れ、ひざへ伝わる介達外力「過剰な衝撃波とねじれ波」という負担度(破壊力)、つまり有害なストレスを吸収・無害化させることです。免震とは、地震で表現している「縦揺れ(衝撃波)と横揺れ(ねじれ波)」を吸収・無害化することなのです。
つまり、耐震構造設計ミスのひざを、合格のひざへと戻すことであり、その基本になるのが、土台であり基礎となる「足裏の処置」なのです。
最も大切な処置は、外反母趾・浮き指・扁平足をテーピングや専用靴下、専用サポーター、グーパーリハビリ運動などで足裏のバランスを改善し、正しい歩行を促すことです。足裏のバランスを整えると、それに比例してひざや腰のバランスも良くなり、ひざを守る筋肉も発達してきます。ひざと足への処置をすることにより、ほとんどの人が3日目ぐらいから、今までとは違う効果をはっきりと自覚できるようになるのです。
足裏のバランスを整える
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3.痛みがある時は歩かないこと
変形性膝関節症の初期は、立ち上がる時や歩き始めなど、次の動作に移る時に痛み、しばらく歩いているうちに痛みが治まってきます。これは、歩くことによって身体やひざが温まり、一時的に痛みが和らいだだけなのです。これを、歩いた方が痛みが減る、運動した方がひざに良い、などと勘違いをしてしまうのです。
この誤った指示を忠実に守り多く歩いてしまった人は、必ず悪化させてしまうし、いつまでも良くなりません。良くなったり悪くなったりを繰り返し、次第に痛みも変形もひどくなり、治りづらいひざにしてしまうのです。『痛い』ということは、身体に異常が起きているという危険信号なのですから、それを守らなくてはなりません。
私は未だかつて、歩くことでひざが良くなった・治ったという人に出会ったことがありません。時々良くなったという人もいましたが、それは本当に初期のさらに初期の段階の人であり、何もしなくても時期が来たら治ってしまう、というくらいの軽い症状の人だけです。むしろ歩いたり運動したりして、慢性化させてしまったり変形させてしまったりしてしまい、最終的には『正座ができない』という人の方が圧倒的に多く出会います。
温まることで一時的に痛みが和らぐことを、良くなったと錯覚してはいけません。これは一番恐ろしいことです。もし運動をするならば、座ったり仰向けに寝て足を上げるなど、重力の負担がひざにかからないようにしなければなりません。また歩く場合においても、サラシ無重力療法で重力の過剰な負担を減らし、無害化に近づけて歩くことです。
4.ひざの痛みには、ひざを伸ばしきらない立ち方が重要”
『骨に頼って立つのではなく、筋力に頼って立て』ということなのです。
ひざの痛みを起こす人の中に、ひざを伸ばしきって立ったり歩いたりしている人が多く見受けられます。ひざを伸ばしきったり、反らしすぎて立ったり歩いたりすることは、骨に頼っているということになり、足裏からの『過剰な衝撃波やねじれ波』と『体重』とがひざの関節面で激突するのをうまく分散・吸収・無害化することができず、まともに受けてしまうのです。
肥満でもなく、O脚でもなく、カルシウム不足でもなく、ホルモンの異常もなく、平均的な体重なのに変形性膝関節症を起こしたという人は、ひざが伸びきっているか、またはひざが反り過ぎている人に多いのです。そこには、骨に頼って立つ・歩くといった構造学的なひざの歪みがあるのです。そこへ、外反母趾や指上げ足(浮き指)などで免震機能が低下した足裏からの突き上げが繰り返され、変形が起こってしまったのです。
ですからサラシ包帯固定をした場合でも、ほんの少しひざを曲げた状態で巻くことを、私は徹底して行っています。それだけで、治りも早くなるものなのです。『ひざの痛みには、ひざを少し曲げ加減にして立つ・歩く』という癖をつけることが、非常に重要なのです。
人と立ち話をする時・台所仕事をする時・電車の中でも、ほんのわずかにひざを曲げる。
腰を落とす感じをイメージするのです。次第にひざを守ろうとする筋肉、ももの前側にある大腿四頭筋・ももの後ろ側にある大腿二頭筋が鍛えられるとともに、ひざを曲げ加減にすることにより自然に重心が足の先の方に移り、足指に力が入って、足裏から下腿部にかけての筋肉、足底筋群も鍛えられるのです。
足底筋群は人間の土台、基礎を守る筋肉で、足首に砂袋を付けて上げ下げする運動よりも、はるかに簡単で効果的です。
これがまさに、『骨に頼らず筋肉に頼って立つ・歩く』ということなのです。
日常生活の中で、『ひざを伸ばしきらないで立つ癖』『ほんの少しひざを緩めて立つ癖』、この姿勢を取り入れるだけでひざを守る筋肉が付き、初期段階の軽い痛みなら治ってしまうことも多くあります。
最近ちょっとひざに痛みや違和感を感じていたり、外反母趾や指上げ足(浮き指)がある人はぜひ、この癖を身に付けて下さい。
こじらせたり慢性化させてしまう前に、必ず試してみて下さい。早めの予防が何より大事です。
さらに効果を上げるには、ひざを少し曲げて立つ癖と、これに加えて足裏からの過剰な衝撃波やねじれ波を吸収・無害化する人工筋肉素材の『免震インソール』を入れておくと、多くの場合約1ヶ月半ほどで痛みが消えていきます。
足裏とひざ、この両方へのアプローチが必要なのは、言うまでもありません。
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
3本指と甲部分に編み込まれた2本のテーピング機能で、外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏のバランスを整えます。
すね・ふくらはぎを引き締めるには、まず土台となる足裏のバランスを整えることが大切です。
楽チンウォーキン(ジャスト丈)
スタンダードなミディアム丈なので幅広くご使用頂けます。
かかとと指先は、薄手のパイル構造で、心地よいクッション性。
足裏のバランスを整えて正しい歩行を促します
テーピングストッキング(3本指テーピングタイプ)
薄手でありながら、足裏のアーチをつくる2本のテーピングサポーター機能が強力なパワー力。足裏のバランスを整え、指を踏ん張った正しい歩行で、すね・ふくらはぎへの負担を軽減し、スリムな脚に。脚のむくみ・だるさ・疲れもスッキリ。立ち仕事の方におすすめです。
外反内反ダブルサポーター
室内では、「外反内反Wサポーター+外反内反くつ下」の併用で強力にサポート。
外反母趾・内反小指のトラブルに。
指先がつつ型なのでどんな足の形にも合わせやすく、強力なアーチサポーターで足裏をしっかりサポート。更に、かかとベルト付でズレ防止。 3本指テーピング靴下との併用でさらに固定力アップ!
バランスケアテープ
薄手でありながら、足裏のアーチをつくる2本のテーピングサポーター機能が強力なパワー力。足裏のバランスを整え、指を踏ん張った正しい歩行で、すね・ふくらはぎへの負担を軽減し、スリムな脚に。脚のむくみ・だるさ・疲れもスッキリ。立ち仕事の方におすすめです。
免震インソール
外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏から伝わる、過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。
痛みのある方や足裏にタコがある方、ウォーキングなどよく歩かれる方などにおすすめです。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
新着情報
- 2015.4.15
- ひざの痛み専門サイトが公開されました