足裏のバランスを整える
カサハラ式足裏バランステーピング法
外反母趾や指上げ足(浮き指)を改善する方法として私が最も推奨するのは、カサハラ式テーピング療法で足裏を整えることです。長年多くの患者さんの足を診て考え、「足から全身の不調を治す」ことに優れた唯一の手技療法です。今も昔もこれからも、これに勝るものはないと胸を張って言えるカサハラ式・足裏バランステーピング法です。
1.自分でできる!カサハラ式足裏バランステーピング法
ひざの痛みに悩んだ時、ひざだけを治療しても、改善には至りません。
ひざを支える足裏を整えなければ、根本治療にはならず、一時的に良くなるだけの癒しにしかならないからです。
「外反母趾は切らなければ治らない」そんな概念は捨てましょう。切らずに整える方法が、ここにはあるのです。このテーピング方法は、足裏のバランスを整えて、自然と正しい歩行を促してくれます。足を整えればひざへの負担も軽くなり、再発もありません。慣れればご家庭で自分でできてしまう、そんな魔法のようなテーピング療法です。
また、足に痛みがあるかないかで貼り方も変わります。
あなたの足に、今現在痛みはありますか?
痛みの種類としては、
第2指の付け根の痛み・第4指の痛み(モートン病)・内反小趾の痛み・足指の変形や痛み・指の間のタコの痛み・指の付け根のタコの痛み・親指のしびれや痛み・足の甲の痛み・足背部の痛みなどが挙げられます。
自分の足に痛みがあるかどうかを確認し、自分に合ったテーピング方を選んでください。
では、さっそく実践してみましょう。
①かかとテープ
※小指側はやや長めにして、足裏に向け斜めに貼る。
②親指テープ
第一関節より上の指先は絶対に引っ張らず、下側から巻き付ける。
上側のテープも同じ要領で貼り付ける。
※3本とも爪にかからないよう注意する。
③小指テープ
親指テープ同様、指先には力を入れないこと。
※2本とも爪にかからないよう注意する。
④足裏横テープ
小指側も同じ要領で貼り付け、貼り終わりは甲部分で重ね合わせる。
⑤基本テープ1
親指側からスタートするが、甲の面は引っ張らず、親指の付け根を押し込むように足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り付ける。
⑥基本テープ2
痛みが無い場合のテーピング 完成
※痛みの種類としては、
第2指の付け根の痛み・第4指の痛み(モートン病)・内反小趾の痛み・足指の変形や痛み・指の間のタコの痛み・指の付け根のタコの痛み・親指のしびれや痛み・足の甲の痛み・足背部の痛み・・などが挙げられます。
もし、ここに挙げた痛みが足にある場合は、こちらの「痛みがある場合の足裏バランステーピング法」を実践してみてください。
①包帯を巻く
痛みが強い場合は巻き数を増やし、医療用テープでとめる。
②かかとテープ
※この時、強く引っ張らないよう注意。
③親指テープ
指先は絶対に引っ張らず、下に通して貼り付ける。
一番上のテープも同じ要領で貼る。
※3本とも爪にかからないよう注意する。
④小指テープ
小指を正常な位置に戻すように起こしながら、小指の側面を通って下から上に巻き付ける。
※2本とも爪にかからないよう注意する。
⑤包帯をカット
※皮膚を傷つけないよう注意する。
⑥足裏横テープ
小指側も同じ要領で貼り付け、貼り終わりは甲部分で重ね合わせる。
⑦基本テープ1
親指側からスタートするが、甲の面は引っ張らず、親指の付け根を押し込むように足裏に向かって軽く引っ張りながら貼り付ける。
⑧包帯ズレ防止テープ
親指側から、包帯を留めるように足首の前まで貼り付ける。
強く引っ張らないよう注意する。
⑨基本テープ2
包帯が隠れるように貼るとより外れにくくなり、見た目もきれいに仕上がる。
痛みがある場合のテーピング 完成
甲部分に包帯を巻き、それをテープで留め、その上から専用の3本指靴下を履くという方法です。
これは簡単ながらも「痛みのある場合のテーピング法」に近い効果が得られ、また自分でもできるので続けやすいという利点があります。
では手順を説明していきましょう。
①包帯を巻く
この時、親指の付け根と第5中足基部を覆うように巻く。
包帯は最後、医療用テープでとめる。
②包帯をテープでとめる
テープは決して強く引っ張らず、軽くとめるように巻き付けるだけにする。
テープは決して強く引っ張らず、軽くとめるように巻き付けるだけにする。
③専用テーピング靴下を履く
包帯と靴下との併用 完成
テーピングが難しい人でも、これなら続けられるはずです。
また靴下以外にもテーピング効果を持続させる専用サポーターもあります。
自分のライフスタイルや痛みの程度に合わせてお選びください。
2.テーピングを巻いた後の注意点
このテーピング法は外反母趾、指上げ足(浮指)・扁平足以外に、足裏からひざの痛みはもちろん、全身のバランスを整えることも目的にしているので、症状や目的によって長時間貼らなければならない場合があります。
その際の注意事項を挙げていきます。
あまり長い時間貼ったままにしておくと、かぶれたり痒くなったりしてしまい、皮膚を傷つけてしまいます。衛生面においても、皮膚をきれいに保つためには、3~4日で貼り換えるのがベストだと考えています。
しかしお風呂に入ることは避けられないので、
「痛みのない場合のテーピング法」を行った人は、そのままお風呂に足を入れることはできますが、浴槽に入っている間は足をお風呂のふちに出して、温まり過ぎて足に汗をかかないようにして下さい。出てからはよく拭きとってからドライヤーで乾かしておいて下さい。
「痛みのある場合のテーピング法」を行った人は、テーピング部分にタオルを巻き、さらにその上からビニール袋等をかぶせテーピングが濡れないようにして下さい。
濡らさないまま剥がそうとすると、皮膚が引っ張られて傷ついてしまう場合があり、危険です。テープを外したら1日皮膚を休めて、次の日また貼るというパターンを繰り返してください。痒みやかぶれが出てしまった場合は無理せず、皮膚を休ませる期間を少し長くとっても構いません。しかしかぶれや痒みの症状がひどかったり長引く場合は、専門医の先生に一度診てもらってください。
グーパーリハビリ運動
また、痛みがある方は痛いときは行わず、痛みがとれてから行って下さい。 お風呂の中で行ったり、またテーピング靴下を履いた状態で行うとより効果的です。
※反対の手は足首をしっかりと押さえる
足の親指付け根を握らずに、指だけを回しても効果が出ないので注意!
外反内反くつ下(3本指テーピングタイプ)
3本指と甲部分に編み込まれた2本のテーピング機能で、外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏のバランスを整えます。
すね・ふくらはぎを引き締めるには、まず土台となる足裏のバランスを整えることが大切です。
楽チンウォーキン(ジャスト丈)
スタンダードなミディアム丈なので幅広くご使用頂けます。
かかとと指先は、薄手のパイル構造で、心地よいクッション性。
足裏のバランスを整えて正しい歩行を促します
テーピングストッキング(3本指テーピングタイプ)
薄手でありながら、足裏のアーチをつくる2本のテーピングサポーター機能が強力なパワー力。足裏のバランスを整え、指を踏ん張った正しい歩行で、すね・ふくらはぎへの負担を軽減し、スリムな脚に。脚のむくみ・だるさ・疲れもスッキリ。立ち仕事の方におすすめです。
外反内反ダブルサポーター
室内では、「外反内反Wサポーター+外反内反くつ下」の併用で強力にサポート。
外反母趾・内反小指のトラブルに。
指先がつつ型なのでどんな足の形にも合わせやすく、強力なアーチサポーターで足裏をしっかりサポート。更に、かかとベルト付でズレ防止。 3本指テーピング靴下との併用でさらに固定力アップ!
バランスケアテープ
薄手でありながら、足裏のアーチをつくる2本のテーピングサポーター機能が強力なパワー力。足裏のバランスを整え、指を踏ん張った正しい歩行で、すね・ふくらはぎへの負担を軽減し、スリムな脚に。脚のむくみ・だるさ・疲れもスッキリ。立ち仕事の方におすすめです。
免震インソール
外反母趾・浮き指・扁平足など不安定な足裏から伝わる、過剰な衝撃とねじれを吸収無害化し、足・ひざ・腰・首を守ります。
痛みのある方や足裏にタコがある方、ウォーキングなどよく歩かれる方などにおすすめです。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
新着情報
- 2015.4.15
- ひざの痛み専門サイトが公開されました