股関節の痛みや歪みが、
整体・マッサージだけでは治らない理由
近年特に女性に大人気の骨盤矯正。
『朝、歩き始めに股関節が痛い』『通勤時、股関節が痛い』『ハイヒールを履いて外出した後、股関節が痛くなる』『運動後や長時間歩いた後、股関節が痛む』『股のつけ根が痛くて、足がうまく持ち上がらない』といった訴えが多いです。『骨盤が歪んでいる』とか『左右の脚の長さが違う』なども、女性は特に気になるものですよね。そして一度骨盤矯正をすると、その気持ちの良さや快感から、クセになって通い続ける人がほとんどです。
もちろんそれらを望んでいるのなら、通い続けるべきだと私は思います。
しかし、根本から「治したい」と望んでいる場合、「いつまで通い続ければ良いのだろう?」
「ずっと通わなければ、また戻ってしまうのかな?」と疑問を抱き始める人も少なくないはずです。
股関節の痛み・歪みを根本から治す場合、その箇所、つまり股関節だけを診たのでは、いつまでたっても治りません。股関節を支える土台、つまり足を診なければ、根本解決には至らないのです。
根本が治らないから、それより上がいつまでたっても整わないのです。だから、数時間・数日、あるいは数週間で元に戻ってしまうのです。
股関節はなぜ痛み、歪むのか?その原因は不安定な足裏にあります。
家が傾いたりつぶれたりしたら、誰でも土台(基礎工事)からみていくことを自然と行います。
これと同じように、人間も股関節痛に対して股関節だけを診るのではなく、土台となる足裏のバランスから診ていかなければならないのです。
足裏に外反母趾や指上げ足(浮き指)などの足裏の異常があると、本来の正しい位置よりもかかとの方に重心が片寄ってしまい、“衝撃とねじれ”を吸収するという免震機能が働かなくなってしまいます。
この免震機能の低下が、今現代人に激増していて、地面からのドシンドシンという衝撃を吸収・無害化しきれず反復して股関節に伝えてしまうのです。
その上、正常な足は指が踏ん張っていてまっすぐに地面を蹴ることができるのに対し、足裏の異常があると、まっすぐに地面を蹴ることができずに、足先が外方向に流れてしまいます。これにより、ドシンとついたところにねじれが加わり、年月をかけて股関節を変形させるのです。
ですから、人間も家と同様に基礎である土台、つまり足裏を整えなければ、それより上の股関節は元には戻りません。股関節だけを整えてもすぐに戻ってしまう原因は、足裏を整えないからなのです。足裏を整えた上での股関節の治療は、非常に効果的です。この2つを同時に診ていくことが、本来の治療であると思っています。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
新着情報
- 2015.4.15
- ひざの痛み専門サイトが公開されました