ひざの固定学

「再発がほとんどない!」
サラシ包帯固定の利点と欠点


サラシも万能の欠点も最初に知っておく必要があります。なぜならこの欠点を大きく上回る利点(効果)があるからです。この『サラシ無重力療法』がひざの痛み改善には一番であると自信を持って言えます。

【利点】

  • ・安価で自分で作れる。
  • ・サラシ包帯には固定力があり、包帯として優れている。
  • ・運動可動域を残せるので、動けるギブス包帯として日常生活が送れる。
  • ・吸汗性が高く、衛生的である。
  • ・自分で巻けるという利便性がある。

【欠点】

  • ・巻いたまま歩くので、ひざの裏の皮膚がこすれて傷がついたり、あせもになりやすい。
  • ・最初巻いた直後は、ズキンズキンとした脈を感じて驚くが、5分以内に消えるという知識が必要。
  • ・巻いたり外したりするのが面倒で時間がかかる。
  • ・上手に巻けるようになるまで時間がかかる。
  • ・外見上、大げさに見えるため、実行するまでの心の準備や勇気が必要。

サラシ療法の最大の欠点は、巻いたまま歩くため、最初のうちはひざの裏側の皮膚がサラシ包帯とこすれて赤くなったり傷になったり、あせもになりやすい点です。
その場合には、夜外した時に自分で傷薬などを塗り、再び日中に巻くことを続けていると、次第に皮膚も鍛えられて強くなり、傷つきにくくなってきます。
これは、ひざが治るための途中過程であり、これよりも、ひざの治癒を優先させなければなりません。ひざの裏が傷つき痛いのは、理解できます。しかしひざの痛みが治せるかどうかは、ここでの判断が分かれ道になるのです。

さらにサラシ包帯療法で一度治ると、「再発がほとんどない」ということも大きな価値です。 ひざの固定により、重力の負担を軽減し、自然治癒力(自己治癒力)で治す根本療法なので、少々のことでは再発しないのです。その理由を3つ挙げると、次のようになります。

①ひざの上の骨と下の骨とのバランス(咬み合わせ)もよくなるので、炎症や変形が止まり、再発しにくい。 

②変形して出っ張ったり、太くなった骨はかなり吸収され、また摩耗にすり減った骨も新たに骨が再生されているので、再発しにくい。

③日常生活の中で、今まで通り普通に歩いて治す方法のため、ひざを守る筋肉がサラシ包帯との対抗運動(加圧トレーニング効果)で鍛えられ、強化されているので再発しにくい。

ですから、通常の日常生活なら再発はほとんどないのです。 「ひざヘバーデン」や「ひざ関節リウマチ」の場合は、骨がもろく、重力の負担に弱いという特徴があるので、一時的に重力の負担(負荷重)が集中すると再発状態になる場合があります。しかし、この場合であっても、一度よくなったその後からの重力負担(負荷重)なので、3週間サラシ包帯固定を巻くだけで、ほとんどよくなるという価値もあるのです。 どんなひざの治療法より、固定で自然治癒力(自己治癒力)を最大限に発揮させる「サラシ包帯療法」には所詮かなわないのです。 ここにサラシ包帯を巻くことの苦しさ、面倒くささを上回る大きな価値があるのです。 「変形性ひざ関節症」「ひざヘバーデン」「ひざ関節リウマチ」の一番効果的な治療法は、サラシ包帯固定であり、再発を防いだり、最小限にするのにも一番効果的なのです。この「固定」というところに、98%治してしまう秘訣があるのです。 このことからも分かるように、固定を中心としたひざ治療をしない、また、その価値を知らせない現代医療に問題があり、結果として国民の大きな損失になっているのです。 結論として、ひざを治す最短距離が「固定」であり、「固定」で治すと再発しにくいという価値があるのです。まずは、「固定をすると、3週間で半分は治る」という人間のすばらしさ、自然治癒力(自己治癒力)のすごさを是非、実感して下さい。
※サラシ包帯固定の注意点についてはこちらも参考にして下さい

このサイトに掲載している情報は、医師の治療を受ける機会を奪うものではありません。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
Kasahara

変形性ひざ関節症の痛みは98%サラシ一本で治る!

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