スポーツをしていて
痛くなる人とならない人の差とは?
健康目的でジョギングやウォーキングを始めて4~5ヶ月過ぎた頃から、ひざや腰が痛くなってしまったり、頭痛、肩こり、めまいがするようになった、中にはヘルニア・分離症・すべり症と診断され、スポーツを諦めなければならない方を多く見てきました。
また、逆に一方では、ジョギングやウォーキングを続けていたら以前より体力もついてどんどん元気になり、社会との関わりも増え、生きがいを感じるようになったという人も多くいます。学生にも同じことが起っています。
同じ学年、同じスポーツ、同じ運動量、同じような体形にも関わらず、スポーツ障害を起こし、クラブ活動をしている仲間から脱落し、その後の人生の目標を失ってしまったような生き方をした少年たちも多く見ました。また一方では、スポーツをやり遂げることにより精神的に成長し、リーダー的な人格も備わって、その後、経営者として成功したり、社会の指導者に立つすばらしい人生を送っている人も多く見てきました。
40年間の治療経験から、スポーツ障害を起こす人と起こさない人との差が外反母趾・浮き指・扁平足にあることを突き止めました。一般的に言われている「使い過ぎ」「運動のしすぎ」で片づけてしまうのは誤りです。
なぜなら、いくら使っても、いくら運動しても障害を起こさない者が大勢います。障害を起こす者は、その半分以下の運動量でも発症してしまうのです。
学生においても同じ現象があります。例えば、レギュラー選手でいくら運動量が多くても障害は発生しません。また、補欠でレギュラーの半分以下の運動量でもスポーツ障害が発生する者もいます。
「使い過ぎ」「運動のしすぎ」が原因と決めつけてしまうのでは、矛盾が起ります。
子どもから大人までスポーツ障害を発症する者の足を調べた結果、約95%に外反母趾・浮き指・扁平足などの足裏の異常が共通点になっていたのです。
結論として、ジョギングやスポーツをいきなりやるのではなく、その前に、足指を使って踏ん張れるようにするための「グーパーリハビリ運動」を行い、足指の運動可動域を広げたり、テーピングや専用靴下で足裏のバランスを整えることを準備運動のひとつとして取り入れることが重要なのです。
つまりスポーツ障害を起こす人・起こさない人、運動を続けて健康になる人・ならない人の差は、足裏に外反母趾・浮き指(指上げ足)・扁平足などの異常があるかないかの差にあったのです。
医師の判断を優先され、あくまで「自分でできる未病改善」の参考として下さい。
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- 2015.4.15
- ひざの痛み専門サイトが公開されました